ADの仕事はとても過酷なイメージがありますよね。
将来ディレクターになるにもプロデューサーになるにも、まずADとして基本的な仕事を経験する必要があります。
みなさんが気になるコトを先輩たちに聞いてみました。

やりがいは何ですか?
テレビ番組は視聴率で判断されてしまうので視聴率が高いと嬉しいですね。
残念ながら視聴率が低かった時でも、ネットなどで「面白かった」というコメントを読んだり、新聞・雑誌など他のメディアで高い評価をもらう事もあります。そういう時は苦労が報われます。
大変な事が多いですが、老若男女に見てもらえるテレビはやっぱりやりがいがあります。初めてエンドロールに自分の名前が流れた時は僕以上に親や親戚が喜んでくれました。
残念ながら視聴率が低かった時でも、ネットなどで「面白かった」というコメントを読んだり、新聞・雑誌など他のメディアで高い評価をもらう事もあります。そういう時は苦労が報われます。
大変な事が多いですが、老若男女に見てもらえるテレビはやっぱりやりがいがあります。初めてエンドロールに自分の名前が流れた時は僕以上に親や親戚が喜んでくれました。


「大変な事」って何ですか?
仕事の量が半端ないです(笑)
任される仕事が多く、やってもやっても終わらない事もしばしばで、時期によっては連日終電で帰る事も珍しくありません。また、ロケの前日は会社に泊まって準備する事もあります。沢山の人が関わるロケを無事に終わらせるためには事前の準備をおろそかにできません。
任される仕事が多く、やってもやっても終わらない事もしばしばで、時期によっては連日終電で帰る事も珍しくありません。また、ロケの前日は会社に泊まって準備する事もあります。沢山の人が関わるロケを無事に終わらせるためには事前の準備をおろそかにできません。


ロケのコツはありますか?
ロケは段取りがすべてです。ロケの前にやっていた準備⇒【リサーチ、ロケハン、ロケスケジュール作成、台本作成、借り物(撮影機材、美術発注していた物)、仮払金の申請など】がこのロケで活かされます。
ADはロケで身体も頭もフル回転します。ロケ先の方、タレントさん、周囲のスタッフ全員が気持ちよく仕事ができる状態を作る事が大切です。またロケ中は常に先の事を考え続けなくてはなりません。例えばロケ場所が数ヵ所ある日は、次の取材先への状況報告連絡(到着時間の遅延など)にも気を配らないといけません。
重要なのはその日のロケが終わった後、関わっていただいたすべての人たちに「今日のロケはとても良いロケだった。またこのスタッフと仕事がしたい」と思ってもらえる事だと思います。
ADはロケで身体も頭もフル回転します。ロケ先の方、タレントさん、周囲のスタッフ全員が気持ちよく仕事ができる状態を作る事が大切です。またロケ中は常に先の事を考え続けなくてはなりません。例えばロケ場所が数ヵ所ある日は、次の取材先への状況報告連絡(到着時間の遅延など)にも気を配らないといけません。
重要なのはその日のロケが終わった後、関わっていただいたすべての人たちに「今日のロケはとても良いロケだった。またこのスタッフと仕事がしたい」と思ってもらえる事だと思います。


ロケは楽しいですか?
ロケはめちゃくちゃ大変です!(笑)
でも終わってみれば全部楽しい思い出です。
日本国内だけでなく、番組によっては海外にも行けます。また、関係者以外立入禁止の区域に入れたり、普通の旅行では絶対に行けないような秘境や絶景ポイントに行ける可能性もあります。世界中の国に行けて、その土地の人たちと触れ合う事ができて、それを番組にして視聴者に届ける事ができるっていうのはやりがいがあります。
でも終わってみれば全部楽しい思い出です。
日本国内だけでなく、番組によっては海外にも行けます。また、関係者以外立入禁止の区域に入れたり、普通の旅行では絶対に行けないような秘境や絶景ポイントに行ける可能性もあります。世界中の国に行けて、その土地の人たちと触れ合う事ができて、それを番組にして視聴者に届ける事ができるっていうのはやりがいがあります。


休みはありますか?
担当番組によりますが、生放送の情報番組であれば決まった休みが取れます。基本的に週休2日は取れているようです。
バラエティ番組だとロケのスケジュールによって左右されるので決まった休みというよりは「仕事が落ち着けば休める」といった感じです。「明日は休んでいいよ」と急に言われることもあったりして、正直言って休みの予定は立てにくいかもしれません。
ただ、年間を通して働き方を調整していることが多いので、休みをきちんと取るように上司から言われる環境になってきました。ちゃんと気にしてもらえているのはありがたいです。
バラエティ番組だとロケのスケジュールによって左右されるので決まった休みというよりは「仕事が落ち着けば休める」といった感じです。「明日は休んでいいよ」と急に言われることもあったりして、正直言って休みの予定は立てにくいかもしれません。
ただ、年間を通して働き方を調整していることが多いので、休みをきちんと取るように上司から言われる環境になってきました。ちゃんと気にしてもらえているのはありがたいです。


プライベートの時間は
ありますか?
ありますか?
仕事を始める前は「プライベートはないと思った方がいいよ」と言われましたが、仕事の進め方、時間の逆算など慣れてきたら自分の時間も取れるようになりました。
業界自体、休みが少ないという性質上、周囲の方も休みの大切さがよく分かっています。
以前、友人の結婚式の招待状が届いた時にはこんな事がありました。式当日は自分の担当の仕事と重なっていて出席を諦めていましたが、思い切って上司に相談したところ「大切な友人の結婚式なんでしょ。行けるように調整してみよう」と言ってくれました。そして僕の代わりのADさんのスケジュール調整してくださいました。結婚式の時間帯だけ仕事を抜けさせてもらい出席する事ができました。
仕事に戻り上司にお礼を言った時には「いつも頑張っているのを見ているからどうしても行かせてあげたかった。これからも頑張って欲しい」と言われました。とても嬉しかったです。
業界自体、休みが少ないという性質上、周囲の方も休みの大切さがよく分かっています。
以前、友人の結婚式の招待状が届いた時にはこんな事がありました。式当日は自分の担当の仕事と重なっていて出席を諦めていましたが、思い切って上司に相談したところ「大切な友人の結婚式なんでしょ。行けるように調整してみよう」と言ってくれました。そして僕の代わりのADさんのスケジュール調整してくださいました。結婚式の時間帯だけ仕事を抜けさせてもらい出席する事ができました。
仕事に戻り上司にお礼を言った時には「いつも頑張っているのを見ているからどうしても行かせてあげたかった。これからも頑張って欲しい」と言われました。とても嬉しかったです。


学歴は必要ですか?
【学歴について】
あなたがもし「テレビ局の正社員になりたい!」と考えているのであれば「四年制大学卒業または短大卒業」の学歴が必要だと思います。
しかし、ドックスに入社するにあたって学歴は重要ではありません。やる気重視です!!
そうはいっても「高校卒業または専門学校卒業」以上という水準は必要となってきます。
あなたがもし「テレビ局の正社員になりたい!」と考えているのであれば「四年制大学卒業または短大卒業」の学歴が必要だと思います。
しかし、ドックスに入社するにあたって学歴は重要ではありません。やる気重視です!!
そうはいっても「高校卒業または専門学校卒業」以上という水準は必要となってきます。

【一般性、常識を理解する】
なぜかというと、テレビ番組を制作するという事は、テレビを見ている人たちの「一般性」や「常識」を理解した上で番組制作という『モノづくり』をしなければならないのです。
作り手には偏った考え方ではなく公平・公正さを持って番組を制作する事が求められています。
テレビのニュース、ネット記事など日々の出来事を把握することも重要です。
なぜかというと、テレビ番組を制作するという事は、テレビを見ている人たちの「一般性」や「常識」を理解した上で番組制作という『モノづくり』をしなければならないのです。
作り手には偏った考え方ではなく公平・公正さを持って番組を制作する事が求められています。
テレビのニュース、ネット記事など日々の出来事を把握することも重要です。

【すべての人に向けて発信する】
人には得意・不得意があります。勉強が得意な人、運動神経が良い人、絵が上手な人、楽器を演奏するのが好きな人など。そして国籍、年代、趣味嗜好もさまざまです。
そのさまざまな人たちに向けて、喜んだり笑ったり怒ったり泣いたりという「感情を動かす番組」を作って届ける…それに真摯に向き合って考えられるかどうかが大切です。
人には得意・不得意があります。勉強が得意な人、運動神経が良い人、絵が上手な人、楽器を演奏するのが好きな人など。そして国籍、年代、趣味嗜好もさまざまです。
そのさまざまな人たちに向けて、喜んだり笑ったり怒ったり泣いたりという「感情を動かす番組」を作って届ける…それに真摯に向き合って考えられるかどうかが大切です。

【ADからディレクターへの試験】
ディレクターになるための試験はありません。
ディレクターのアシスタントとして制作現場で目で見て、頭で考えて仕事を覚えていく事がディレクターへの早道です。
AD生活がスタートしたら、リサーチの仕方・電話のかけ方・ロケの進め方・編集のやり方など、先輩の仕事を見習い、経験を積み重ねて周囲の信頼を得る事が学歴よりも重要です。
ディレクターになるための試験はありません。
ディレクターのアシスタントとして制作現場で目で見て、頭で考えて仕事を覚えていく事がディレクターへの早道です。
AD生活がスタートしたら、リサーチの仕方・電話のかけ方・ロケの進め方・編集のやり方など、先輩の仕事を見習い、経験を積み重ねて周囲の信頼を得る事が学歴よりも重要です。


コロナ禍で番組制作は
どう変わりましたか?
どう変わりましたか?
【見せ方の変化】
新型コロナウイルス感染拡大によって、新たな生活様式が求められる中、
テレビ業界も見せ方や働き方などが変わってきています。
ソーシャルディスタンスを保っての撮影、マスクやフェイスシールドをした状態での撮影、モニターを用いたリモートでの撮影など、従来のテレビでは考えられなかった演出が今コロナ禍の時代、当たり前のように放送されています。
リモートでの撮影はモニターで全員の反応が全部見られること(出演者ごとの分割画面作り)や親近感 (家からの撮影や本人目線または自撮りによる撮影)をもってもらえるようになりました。
一方でスタジオ等の人数制限(大勢の出演者が不要となる)やフェイスシールド・マスクをつけての撮影では声が聞き取りづらくなる・見栄えが悪くなること、ソーシャルディスタンスを保った撮影(撮影場所の規模を考慮する必要がある)などデメリットも多々あります。
新型コロナウイルス感染拡大によって、新たな生活様式が求められる中、
テレビ業界も見せ方や働き方などが変わってきています。
ソーシャルディスタンスを保っての撮影、マスクやフェイスシールドをした状態での撮影、モニターを用いたリモートでの撮影など、従来のテレビでは考えられなかった演出が今コロナ禍の時代、当たり前のように放送されています。
リモートでの撮影はモニターで全員の反応が全部見られること(出演者ごとの分割画面作り)や親近感 (家からの撮影や本人目線または自撮りによる撮影)をもってもらえるようになりました。
一方でスタジオ等の人数制限(大勢の出演者が不要となる)やフェイスシールド・マスクをつけての撮影では声が聞き取りづらくなる・見栄えが悪くなること、ソーシャルディスタンスを保った撮影(撮影場所の規模を考慮する必要がある)などデメリットも多々あります。

【働き方の変化】
出演者だけでなく、番組制作の裏側も業務内容の見直しや変化がありました。
番組を作るうえで欠かせない会議は、ネット上で成立するので、会議室を予約したり、資料を印刷したりといった雑務が減ったので業務効率は上がりました。一方で、通信環境によっては時差が生じるなど、スピード感が遅くなり、やりにくさを感じる時もあります。
今は取材を受けたくないという所も多いと思いますので、今までのように積極的に取材を行うことは難しくなっているかもしれません。
移動の制限もある中で、今は工夫しながら映像素材を集めていく必要があります。リスクが伴うことをやるよりも、ロケ準備や取材にかけていた時間を、新しい企画を考える時間に充てることが必要かもしれません。
これまで当たり前にやっていたことが制限されていて、出来る企画の幅が大きく狭まったので、今までの収録のありがたみを感じられます。制作側の人は皆、一度原点に戻り、収録方法が多様化するならば、それに伴って柔軟に対応していく必要があるでしょう。
働き方改革によってテレビ業界の働き方が変わってきましたが、コロナ感染拡大の影響によってさらに働き方が変わっていくのではないでしょうか。
感染症対策をしっかり行った上で、番組を制作していく必要がありますね。
出演者だけでなく、番組制作の裏側も業務内容の見直しや変化がありました。
番組を作るうえで欠かせない会議は、ネット上で成立するので、会議室を予約したり、資料を印刷したりといった雑務が減ったので業務効率は上がりました。一方で、通信環境によっては時差が生じるなど、スピード感が遅くなり、やりにくさを感じる時もあります。
今は取材を受けたくないという所も多いと思いますので、今までのように積極的に取材を行うことは難しくなっているかもしれません。
移動の制限もある中で、今は工夫しながら映像素材を集めていく必要があります。リスクが伴うことをやるよりも、ロケ準備や取材にかけていた時間を、新しい企画を考える時間に充てることが必要かもしれません。
これまで当たり前にやっていたことが制限されていて、出来る企画の幅が大きく狭まったので、今までの収録のありがたみを感じられます。制作側の人は皆、一度原点に戻り、収録方法が多様化するならば、それに伴って柔軟に対応していく必要があるでしょう。
働き方改革によってテレビ業界の働き方が変わってきましたが、コロナ感染拡大の影響によってさらに働き方が変わっていくのではないでしょうか。
感染症対策をしっかり行った上で、番組を制作していく必要がありますね。
