なぜ下積みが必要なのか

企業から内定をもらい、いざ仕事始まると、「覚えるのが難しい」「仕事が大変」「思っていたより楽しくない」といった仕事の内容に関する悩みが多く出てくるのではないでしょうか。

 

しかし、未経験で仕事を始めると割り当てられる仕事は「ルーティンワーク」であったり、「雑用」が多いことがほとんどだと思います。

 

テレビ業界に入ると最初は思い描いていた理想の仕事とのギャップを感じ、

こんなはずでは…と考え、短期間で転職してしまう人も増えています。

 

  • 下積みは「スキル」+「信用」の積み重ね!

 

「この仕事を続けていてもスキルは身につかない」「この業務は私にとって無駄だ」

そのように焦ったり、違うと思って早く見切りをつけてしまったり、

そういった悩みは転職したり業界を変えたところで解決しないものです。

 

転職してもまた同じ悩みを持って、再度転職活動をしてみてもまた失敗なんてことも。

そうやって転職を繰り返していると信用が失われ、いつの日か就職する事も難しくなってしまいますし、スキルがつく仕事を得る機会は減っていきます。

 

下積みがつまらない、スキルが身につかないと感じるのは当然のことだと思います。

それは、下積みが「スキルをつけること」ではなく「周囲の人の信用を得ること」だからです。

 

 

・まずは言われたことを一生懸命まじめにやる

・先輩や上司の信用を得る

・任せてもらえる仕事が増える

 

 

どの企業でも信用のおけない人に難しい仕事を任せるわけにはいかないです。

そのため、やる意味あるの?つまらない!と思えるような仕事でもしっかりと真面目に一生懸命取り組んでいたら「この人には仕事を任せてみたい!」「失敗してもいいから仕事を任せて覚えさせよう!」と思ってもらえるようになります。

 

  • 仕事は信用があることによって成り立つ

 

下積みの仕事を引き受ける人はどこに行っても可愛がられ、「この仕事だけではもったいない、他の仕事もやらせてみよう」とチャンスをもらえることも多いです。

逆に、下積みのつまらないと思える仕事をしっかりとできない人は、「やる気がない」と見られるのではなく、「それすらもできないのか」と思われてしまうのです。

 

未経験で何も知らない状態で仕事をスタートし、人間関係もできていない状態であれば

下積みによって信用を獲得する期間が必要です。

 

苦労したからといって何かを得られるとは限らないです。

しかし楽して何かを得られることはもっと少ないです。

経験や下積みが価値のないものだと思われがちです。

そういうものは、時間がかかるものですぐに何かを達成できないからというのはあるかもしれません。

 

しかし下積みからチャンスを生かすことが今後の自分の仕事に必ずプラスになるでしょう。

 

  • ADはディレクターやプロデューサーになるための修業期間

テレビ業界は、働き方改革によって数年前に比べるととても働きやすい環境になってきています。とはいえ、自分が携わっている番組が放送される日に近づくと寝れない日や休みがない日が続くことも…。

 

それでも覚悟をもってこの業界で頑張っていきたいということであれば、ぜひ挑戦していただきたいです。

 

ディレクターやプロデューサーになるための道はそう簡単ではありません。辛いこともたくさんあるでしょう。それでも一つのことを長くやり続けることができれば自分のやりたいことを成し遂げることができます。例えば、自分の企画を番組として形にしたい、ロケで撮影した素材を編集したいなど。

テレビ業界は、他の職種では経験できないようなこともたくさんあり、できることが増えるととてもやりがいのある業界だと思います。

 

やる気がある方、お待ちしております!